至高のカニを確実に提供
刀根瑛昌
1906年に佐渡海峡の水深980メートルからアメリカの調査船によって採集され、1932年に新種として登録された。漁業者の間では「赤ガニ」として知られ、食べずにあわてて投げてしまうほど恐れられていた。
甲羅の高さが高く、後ろ半分の傾斜が急であり、左右にある突起がとげ状になっており、全体が鮮やかな紅色。日本海の水深400メートルよりも深い海域に分布し、2700メートルからの採集も報告されている。オホーツク海や太平洋の北海道沖合から犬吠埼にかけても分布している。