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中野良一
トップページ > ニュース > 朱印集めて越前がに当たる!? 若狭歴史博物館が木簡発行
福井県小浜市遠敷2丁目の県立若狭歴史博物館は、嶺南地域の寺院の朱印を集めたり、飲食店などで提示すると数々の特典が受けられる「木簡パスポート」を無料で発行している。担当者は「秋の若狭路に足を運んで歴史文化を堪能してほしい」と利用を呼び掛けている。
パスポートは、奈良の平城京跡などから出土した古代若狭から塩や海産物が都に運ばれたことを示す木簡を再現。表面に「若狭国遠敷郡 小丹生郷三家人 御調塩一斗」と記されている。縦15センチ、横3センチ、厚さ0・4センチで県産スギで作られている。
嶺南6市町の寺院や資料館などの文化施設計33カ所で、同パスポート専用の朱印を裏に押してもらえる。朱印を五つ以上集めると抽選で計50人に越前がにや若狭地方の特産品が当たる。ただし、応募は県外か嶺北地域在住の人が対象。応募は11月30日まで。
また、嶺南地域の飲食店や宿泊施設、土産店など233カ所で提示すると、料金の割引や飲み物1杯サービスなどの特典が受けられる。使用期限は来年3月31日。
同パスポートは、同博物館を訪れてアンケートに記入した人に配布している。5千枚を発行。シリアルナンバー入り。 問い合わせは、県観光営業部文化振興課=電話0776(20)0580、同博物館=電話0770(56)0525。