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中瀬康雄
トップページ > ニュース > 独特の雰囲気、越前漁港の初競り 越前がに解禁日回顧(7)
越前がにの解禁日の6日。メーンイベントはやはり初競り。多くの底引き網漁船所属する福井県越前町の越前漁港では独特の雰囲気の中で競りが行われる。
今年は、解禁日に底引き網漁船44隻が出漁。水揚げ量も多いとあって、競りも大仕事だ。
競りの開始時間は午後5時と毎年決まっていて、開始時間に近づくと最も高値がつくズワイガニを、水槽から出して、地べたに並べていく。それまでは水槽で生かしておくのだ。
地べたに置かれた越前がにの周りに集まって、思い思いの値段を叫び、競り落としていく。「今年もよろしくお願いします」。売り子の威勢の良い声が響くと競りの開始。仲買人たちの真剣勝負が始まった。
※越前かに、越前ガニ、越前カニなどの呼称もありますが、福井県は統一ブランド名として「越前がに」としています。