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池野政義
トップページ > ニュース > 越前がに 解禁日に水揚げ 県内漁港、3季ぶり
福井を代表する冬の味覚「越前がに」の漁が6日解禁された。越前町の越前漁港や坂井市の三国漁港では初競りが行われ、港は活気に包まれた。解禁日に漁が行われるのは3季ぶり。
越前町漁協所属の底引き網漁船43隻や三国港機船底曳(そこびき)網漁協9隻などが5日夜、各漁港から順次出漁した。越前漁港では6日午前10時半頃から次々と漁船が帰港し、「越前がに」の証である黄色のタグが取り付けられていった。
同町大樟の町漁協荷さばき所や坂井市三国町の三国港市場、県漁連小浜支所(小浜市)で初競りが行われ、場内に仲買人の威勢のいい声が響き渡った。
越前漁港で水揚げした「大樟丸」の泉誠船長(52)は「2年間(悪天候のため)初日に漁ができなかったので、みんな楽しみにしていた。ほっとしている」と胸をなで下ろしていた。
県水産課によると、この日の県内水揚げは雄のズワイが約1万7900匹、雌のセイコが約10万4800匹だった。ズワイの最高級ブランド「極(きわみ)」は出なかった。
漁期はセイコが12月31日まで、ズワイが来年3月20日まで。