「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年3月 > 越前がになど福井県定番商品人気 銀座アンテナ店1億円達成
東京・銀座1丁目にある福井県のアンテナショップ「食の國福井館」の初年度(2013年度)売上高が目標の1億円を超えた。福井県が25日発表した。秋から冬にかけ水ようかんや越前がになど福井県の定番商品が売り上げを押し上げた。
食の國福井館は、福井の食の発信を目的に「ふくい南青山291」に続く都内2店目として昨年4月18日にオープン。3月末までの売上高は1億93万2千円で、来店者数は14万2949人となった。
年間の売れ筋商品ランキングでみると、越前そばやソースかつなど店頭で食べられるイートインコーナーの商品がトップで地酒、油揚げ、へしこと続いた。県商業振興・金融課は「認知度が徐々に上がり、来客数も順調に増えてきた」と分析している。
本年度は、昨秋から始めた県内の生産者らとテレビ電話で結び対面販売するサービスを使い、都内の飲食店に県産食材をアピールして新たな販路開拓につなげる。売上高の目標は2割増の1億2千万円を掲げている。
一方、ふくい南青山291の13年度の売上高は前年度比7・9%減の1億5929万1千円で初めて前年度割れとなった。予定していた店外イベントがデパートの改修工事の影響で開催できなかったことなどが要因という。来店者数は同6・3%増の15万7274人だった。