競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2014年11月 > さばいた越前がに贈りませんか? 福井の専門店が販売開始
越前がに専門店「越前かに成前(なりぜん)」(福井県福井市順化1丁目、田畑健太郎社長)は、越前がにをさばいて食べやすくした贈答用商品の販売を始めた。盛り付けから片付けまで一箱で完結できるよう、カニ酢やカニスプーンなどを同封。食べ慣れない人に対しても気軽に贈れるようにした。桐(きり)箱を使うなどし、高級感が損なわれないよう配慮している。
同社はこれまでも、越前がに購入客に対して解体サービスを行っていたが、見た目が映えないため贈答用には向かなかった。ただ、顧客の多くが解体を希望していることから、需要は高いと判断し商品化した。
すし職人でもある田畑社長が自らさばき、脚には切り込みを入れて真空パックしてある。盛り付け用の皿と自家製のカニ酢、紙エプロンと身を取り出すスプーン、殻入れの袋と黄色タグを桐箱に詰め込んだ。箱から一式を取り出したらすぐ食べられるのが特長だ。同社の担当者は「食べるまでの手間を極力省ける商品を心掛けた。少しでも多くの人に越前がにのおいしさを知ってもらいたい」と話している。
箱一式の価格帯は、雄のズワイが2万円弱から3万2千円台、雌のセイコは6千円弱から1万3千円台。同社の店頭や、福井新聞社など全国の地方新聞社でつくるインターネット通販サイト「47CLUB(よんななクラブ)」で取り扱っている。
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