漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 2014年11月 > 越前がには食の”あっちゃん”? 若狭おばまで冬の総選挙
小浜のおいしい魚介を市民や観光客らが投票する「秋の総選挙」の結果発表と「若狭おばまお魚祭り 冬の総選挙」の料理発表が11日、福井県小浜市のホテルで行われた。秋の選挙結果はイカが最多となった。冬の料理は若狭ふぐやカニを使ったコース料理やランチ、丼が並んだ。
市内のホテルや飲食店などの有志らでつくる実行委員会が、今春から開いている。地元の漁連と相談し、四季の魚介類を選定。それらを使った料理を複数の店舗が考案し提供することで小浜の食をPRする狙い。食べた市民や観光客に、それぞれがおいしいと思う食材を投票してもらう。春はカワハギとメバル、夏は岩ガキがそれぞれ1位となった。
秋は1831票の投票があり、イカが472票でトップに立った。2位はハマチ438票、3位はサバ421票だった。
冬はフグ、カニのほか甘エビ、カレイ、カキが“立候補”。7店舗が13メニューを考案、提供する。この日はてっさやてっちり、空揚げなど若狭ふぐが堪能できるコース料理やカニ鍋や甘エビの造りが入った豪華な定食などが一堂に披露された。
この日は試食会もあり、招かれた市民らが海の幸に舌鼓を打った。若狭町の夫婦は「若狭ふぐやカニが並び、見た目にも豪華。若狭湾には豊かな海の幸があることが実感できる」と話していた。