「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2013年11月 > 福井市中央卸売市場で越前がに祭り 一般開放合わせ、9日も
福井市中央卸売市場の一般開放が8日始まった。青果、水産、総菜、飲食など21業者が出店する「ふくい鮮いちば」が開設され、新鮮な魚や野菜などを買い求める市民ら約9千人でにぎわった。
同市場が常時開放されるのは初めて。鮮いちばは関連商品南棟に設けられ、開設時間は午前8時半~午後2時半で、休場日は市場と同じ日曜祝日と一部水曜。
オープンと同時に大勢の客が訪れ、試食や値引きの交渉をしたり、魚の調理法を教えてもらったりと買い物を楽しんでいた。海鮮丼などを提供する食堂には長蛇の列ができた。
孫2人と妻とともに訪れた福井市の佐藤孝行さん(64)はカニや魚、野菜を購入。「何でも売っていて楽しい。目の保養になりますね」と話していた。
この日は、越前がに解禁に合わせたイベント「かに祭り」も開かれ、屋外テントでゆでたセイコやズワイの販売があった。かに祭りは9日まで。
開放に先立ちオープニングセレモニーがあり、関係者ら約20人が祝った。また、市場開設40周年を記念し、市場運営に貢献した人や団体に感謝状を贈呈した。