「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2013年11月 > 道の駅で6000円越前がに定食 15日、越前町にオープン
福井県越前町厨にある「アクティブハウス越前」を改修した道の駅「越前」が15日、オープンする。町特産品のアンテナショップや情報コーナーなどを備え、町の観光拠点として期待されている。開館にあわせて15、16両日、「越前かにまつり」が同施設駐車場で開かれる。
施設内の設備や内装を変え、約120平方メートルを増築した。1階にはアンテナショップと軽食コーナー、情報コーナーなどを設置。和室などがある2階には女性向けの化粧コーナーを設けた。
ショップには町内各地区の特産品を集め、魚介類や農産物の加工品などをずらりと並べる。軽食コーナーでは、その日に捕れた魚を使う「さわら定食」や、ズワイガニとセイコガニが1匹ずつついた「越前がに定食」(6000円)など町の味覚が楽しめる。
情報コーナーでは端末を使って町内外の観光、道路情報が手に入る。施設内には町観光連盟事務局も入居。町全体のきめ細かい観光案内を担い、他地区にも観光客を誘導する。
施設入り口には、奥行き約35メートル、幅約26メートルの屋根付きアプローチを整備。悪天候でも催しを開催しやすくした。屋根は高さ約14メートルあり、観光バスも屋根の下に止められる。天井には一面に魚のイルミネーションもつけた。
駐車場は大型車11台、小型車157台、身障者4台分を備える。総事業費は約4億6千万円。 施設内ではアクティブハウス越前の室内プールや、海の見える露天風呂「漁火」、体育館も利用可能。町は「越前町の魅力が満喫できる施設になった。今後、観光面で幅広い活用法を考えたい」としている。
「越前かにまつり」では地元鮮魚店など約20店舗が販売テントを開設。市価の2~3割安く、新鮮な越前がにや魚介類を購入できる。毎年大人気のセイコガニが丸ごと1匹入ったカニ汁は1杯300円で、各日限定500食。チケット販売は午前9時から。