漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 2013年11月 > 越前がに漁解禁前に3千円券配布 カニ丼試食、関西人に好評
秋の行楽シーズンと、来月6日に迫った越前がに漁解禁に合わせて福井県越前町観光連盟は、県外での観光PRに力を入れている。新規顧客を獲得しようと、町内の飲食店などで使える3千円分の観光利用券を発行。24日には大阪市中央区の県大阪事務所でキャンペーンを行い、カニ丼を試食しアンケートに答えた人に利用券を配って来町を呼びかけた。
同連盟によると、関西の人は交通の便が悪い同町より、「松葉がに」の山陰へ行く人が多いという。舞鶴若狭自動車道の開通に合わせ、同町を知らない人にアピールしようと初めて利用券を発行した。
利用券が使えるのは、町内各地区の観光協会に加盟している143店舗。飲食店や旅館のほか、越前焼販売所やガソリンスタンドでも利用できる。
単なる利用券の“ばらまき”で終わらないよう、24日はカニに興味のある人200人を集め、カニ丼を試食してもらった。カニは同町で捕れた紅ズワイガニを使ったが、「次は越前がにを食べに越前町へ行きたい」という人が多く、好評だったという。
利用券には全て通し番号が打ってあり、利用期限は11月1日から来年3月末まで。期限後、来町者が多かったキャンペーンや、使われた店舗などの情報を集めて来年以降のPRに役立てる。
今後、兵庫県内のサービスエリアや名古屋市の繁華街などでもキャンペーンを行い、年内に5千枚を目標に配布する。