「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2013年11月 > 越前がになど神楽坂で発信 23、24日に催し
福井県自慢の食文化や旬の味覚を一堂に発信するイベント「ドーンと福井in神楽坂 越前・若狭まつり」(県、若狭湾観光連盟主催、福井新聞社共催)は23、24の両日、東京都新宿区の神楽坂通りで開かれる。歴史情緒あふれる街歩きのメッカ・神楽坂を舞台に、福井ブランドをアピールする。
神楽坂は江戸時代に小浜藩主の酒井忠勝が屋敷を構えた場所で、通りは江戸城に続く登城道として整備された。現在、坂を上り切った矢来公園には「小浜藩邸跡」と記された石碑が建っており、本県ゆかりの地となっている。
イベントは2008年から開催し、今年で6回目。地元の神楽坂商店街振興組合や神楽坂通り商店会などの協力を得て、今回は「来て! 観て! 食べて!―福井」をキャッチフレーズに、本県特産品の試食・販売など多彩な催しが展開される。23日午後1時からは、酒井忠勝役ら時代衣装姿の一行が通りを練り歩く「登城行列」が繰り広げられる。
両日ともメーン会場となる赤城神社境内では越前がにや若狭ぐじ、鯖のへしこ、梅干しなどの試食・販売のほか、特産品が当たる抽選会が行われる。境内ギャラリーでは若狭路浪漫教室と銘打って、鯖のへしこ料理教室が開かれる。
通りの店舗では越前・若狭ランチとして若狭へしこパスタ、越前おろしそば、かに新上炒飯などのワンコイン(500円)特別メニューを提供。ふくいブランドコーナーでは県立恐竜博物館の大型肉食恐竜アロサウルス頭骨(複製)や実物化石が展示されるほか、冬のスイーツ「水ようかん」の食べ比べ・販売が行われる。
開催時間は両日とも午前11時~午後5時。雨天決行。問い合わせは県嶺南振興局若狭県民サービス室=☎0770(56)2212、または若狭湾観光連盟=☎0770(52)7701。いずれも平日午前8時半~午後5時15分。