長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2014年8月 > 越前蟹味噌バターなど最終候補に 農水省の地場もん国民大賞
農林水産省は17日、「第1回地場もん国民大賞」の最終選考に、越前蟹味噌(かにみそ)バター(福井市)など本県の3点を含む全国20点が残ったと発表した。20点は、11月2、3日に東京都内で開かれる食と農林漁業の祭典「ジャパンフードフェスタ2013」に出品され、来場者による投票やインターネット投票で「国民大賞」などの各賞を決める。
同賞は、日本の食文化を国内外に広くアピールしようと創設。地域住民が「地元の食」として国内外に誇り伝えたい農林水産物や加工食品、伝統料理を「地場もん」と定義、全国から518点の応募があった。書類選考を通過した100点を、ユニバーサルデザイン総合研究所長の赤池学氏や俳優の辰巳琢郎氏、料理研究家のナンシー八須氏ら11人が審査した。
本県から選ばれたのは▽越前蟹味噌バター(三玄、福井市)▽越前鯖(さば)へしこチーズ(初味寿司本店、同)▽越前!蟹丼ぶり(越前浜の昼ごはん観光連盟、越前町・南越前町)。最終選考に3点残ったのは本県のみだった。審査員長の赤池氏は、本県の3点について「伝統と新しさが融合し、ワインにも日本酒にも合う。海外にもインパクトがある」と講評した。
インターネット投票は31日正午まで、同省の「食と農林漁業の祭典」のホームページから参加できる。
越前がに漁の解禁日は11月6日。