「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年8月 > 漁期終了目前、カニまつり感謝祭 三国では漁師鍋振る舞い
日本海の冬の味覚、ズワイガニ漁が20日で終わるのを前に、福井県坂井市の三国魚市場で15日、三国温泉カニまつり感謝祭が開かれた。漁師鍋やエビの刺し身が無料で振る舞われ、県内外の大勢の人でにぎわった。
殻付きの新鮮なカニやエビが入ったみそ仕立ての漁師鍋は午前と午後の2回、300食ずつ振る舞われた。大鍋から立ち上る湯気で辺りに海の香りが漂い、時間前から長い列ができた。エビの刺し身も2回、計600食が用意された。
大漁旗が張られた会場では、黄色いタグが付いた越前がにや甘エビ、天日干しアカガレイなどを市価の3~5割引きで販売。「うまいもん市場」にはカニ寿司(ずし)やエビ寿司、甘エビのから揚げのほか、黒糖だれをかけた三国名物「にたらし団子」などが並んだ。
家族4人で訪れた地元の松村颯真(そうま)君(4)は漁師鍋を母親に冷ましてもらいながら口に運び「カニやエビがいっぱい。おいしい」と話していた。当初は8日の開催を予定していたが、しけだったためこの日に変更した。