競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2013年12月 > ズボガニ漁の福井、石川確執解消 禁漁の協力方針を正式伝達
福井県坂井市三国町と石川県加賀市橋立地区の漁業者による会合が29日、加賀市の石川県漁協加賀支所であり、同県沖での福井県漁業者のズボガニ(ミズガニ=脱皮間もないズワイガニ)禁漁への協力方針を正式に伝えた。ズボガニをめぐる両者の確執は完全に解消した。
両県から約20人が出席した。出席者によると、本県水産課の担当者が本県底曳網漁協の役員会で26日、協力を決定したことを石川県側に通知。石川県側は「互いが協力し、資源を有効活用するのが重要だ」などと答えた。
会合ではこのほか、カニ漁全般について天候など出漁可否の判断をどのような条件で行うのか、互いが記録を付けることを確認した。漁船の大きさが両者で異なるため、互いの漁獲状況を知る上での参考にするという。