漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 2013年12月 > 越前がに「安いよ、安いよ」 福井市中央卸売市場開放
福井県福井市中央卸売市場は23日、同市場内の関連商品売場棟を試験的に一般開放した。安価で新鮮な魚介類や果物などを購入しようと大勢の家族連れらでにぎわった。
同棟は仲卸や小売り業者向けの売り場。市民に開かれた市場として福井の食を発信する拠点にしようと、業者らでつくる同棟開放事業開設準備会が企画した。
約50店が出店し、ズワイやセイコガニ、リンゴや柿などのほか、菓子や漬物といった商品も店頭に並んだ。「安いよ、安いよ」と店員の威勢のいい掛け声が飛び交う中、来場者は品定めしながら買い求めていた。24日も午前9時から午後3時まで開放する。
一般開放は2010年から定期的に行っている。客単価や消費者ニーズなどの情報を収集し、来年度中に同棟の一部の一般開放を目指している。