漁船と連携し品質を判断
田村幸次
009
越前漁協業務部で長年越前がにの広報を担当してきた。1990年に始まった越前町の新鮮な魚介類を安価で販売するイベント「トトリンピックin越前」の立ち上げやPRに尽力。「越前かにまつり」の実行委員会の企画委員長を務め、かにまつりの宣伝に県内各地を飛び回った。
カニはだいたい250~300メートルの浅瀬で捕る。漁師が日帰りで操業しているため新鮮さが一番のウリ。この水深には良質なプランクトンが豊富で「身がずっしりと重みがあり甘みのあるカニが育つ」という。
池野さんは「京都の間人(たいざ)がにも有名ですが、越前がにも負けてはいない」と語る。今年も11月20、21日に「越前かにまつり」を開催する。越前がにの漁期は毎年11月6日から翌年3月20日まで。「日本海の冬の味覚の王者、越前がにをぜひ味わってください」(2010年11月)