漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 2015年1月 > 【続報】越前がに漁待望の解禁 三国漁港でも次々水揚げ
日本海の冬の味覚、越前がに漁が6日、解禁された。福井県内では坂井市三国町や越前町などから漁船が出漁。漁港には新鮮なカニが次々と水揚げされ、シーズン到来に活気づいた。
三国漁港からは5日午後9時ごろ、三国港機船底曳網(そこびきあみ)漁協所属の漁船11隻が出港。6隻が6日午前中から帰港し、乗組員らがタグ付けなどに追われた。「第二春香丸(しゅんかまる)」の板本学保(たかやす)船長(44)は「セイコは例年より少し小さいが量は多い。ズワイは少なめ。次に期待したい」と話していた。
初競りは午後6時ごろから始まり、競り人らの威勢のいい声が飛び交った。県漁連三国支所によると、競り値はズワイは5千~3万9千円、セイコは200~3500円。帰港船が約半数にとどまったため水揚げ量も少なく、ともに昨年より高値となった。
越前町からは44隻が出港し、昼すぎをピークに37隻が続々帰港。同町大樟の越前漁港で午後5時から初競りが行われた。 同町漁協によると、競り値はズワイが1~3万円、セイコは500円~2千円が中心で、ともに昨年よりやや安値。水揚げ量はズワイが約3千匹、セイコは約12万匹でいずれも例年並みだった。
越前がに漁はセイコが12月31日まで、ズワイは3月20日まで続く。
※越前かに、越前ガニ、越前カニなどの呼称もありますが、福井県は統一ブランド名として「越前がに」としています。