長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 絶品越前がにの旬到来 イベントに県内外から人波
福井県越前町と坂井市三国町で14日、旬を迎えた「越前がに」のイベントがそれぞれ始まった。両会場とも新鮮な”冬の味覚”をその場で味わう家族連れや、県内外からの買い物客らでにぎわった。いずれも15日まで。
ゆでたて品定め 坂井・三国
坂井市三国町の三国サンセットビーチ駐車場では「三国温泉カニまつり」が始まった。新鮮な越前がにを買い求める人や、無料で振る舞われたガサエビ鍋に並ぶ家族連れらでにぎわった。
会場には、同町内の鮮魚店のテントが軒を連ね、ゆでたてのズワイガニやセイコガニのほか、カレイや甘エビなどの海の幸がずらり。ガサエビ鍋には長蛇の列ができた。ダイコンなど新鮮な野菜や花ラッキョウなどの特産品も販売された。
会場近くの「三国温泉ゆあぽ~と」では、地元出身のシンガー・ソングライター、横田はるなさんのライブも行われた。
15日の同まつりは午前6時から午後4時半まで。ガサエビ鍋は午前9時半、11時半、午後1時半の計3回、300杯ずつ振る舞われる。ライブは15日もあり、午後0時半と4時半の計2回行われる。
丼、甲羅蒸し 食欲そそる 越前町
越前町厨のアクティブハウス越前駐車場で始まった「越前かにまつり」ではこの日、昨年より5千人ほど多い約2万人(同まつり実行委発表)が来場した。
セイコガニ1パイが丸ごと入った熱々のカニ汁(300円)には200人以上の列ができ、用意された500杯は同11時ごろ完売。15日も同10時から同数を販売する。
地元鮮魚店など17軒が新鮮な海の幸を並べた販売コーナーは、越前がに以外にも、越前アカガレイなどの干物や旬の魚介類を品定めする客であふれた。早速県外の知人に発送する姿も見られた。
セイコガニの甲羅に身やみそなどを丸ごと詰めて蒸した「むき身」やカニ丼、カニグラタン、焼きサバなども食欲をそそり人気を集めていた。
15日も午前10時から午後4時まで。会場では500台分以上の駐車場を用意している。