長年の経験と技術でカニの居場所探る
中野良一
トップページ > ニュース > 2014年1月 > 8、9日は越前がに「かに祭り」 福井市中央卸売市場一般開放
“市民の台所”オープン―。福井市中央卸売市場の関連商品売場南棟の一般開放が8日始まる。新鮮な魚介や青果類、市場の食材を使った飲食など21の店が並び、福井の食の魅力を発信する。日曜祝日と一部水曜を除いて連日営業。オープニングイベントとして8、9の両日は、解禁されたばかりの越前がにのゆでガニなどを販売する「かに祭り」がある。
南棟は市道側の正門から入って左側。「ふくい鮮(せん)いちば」と名付け▽水産▽青果▽総菜・加工▽物販▽飲食-の五つのゾーンからなる。店舗の合計面積は約1100平方メートル。一般開放に合わせて緑や水色を基調に外壁を改装。トイレは洋式にし、照明や通路など内装も一新した。
鮮魚や地場産野菜のほか菓子や花、プロの料理人が使う調理器具や調味料を扱う店、食堂など。一角に設ける販促コーナーでは月ごとに、一般開放していない関連商品売場北・中央棟の業者が商品を並べる。水産ゾーンの店には、マグロを使った海鮮丼などが食べられるイートインもある。 午前8時半~午後2時半で、休場日は市場と同じ日曜祝日と一部水曜。市場ホームページで確認できる。ただし初日の8日のみ午前10時から。 市中央卸売市場管理事務所によると、中央卸売市場は全国40都市に67あり、場内(敷地内)での恒常的な一般開放は全国でも珍しいという。同管理事務所は「ぜひ足を運んで市場の雰囲気を味わい、買い物を楽しんでほしい」としている。
かに祭りは南棟に加え関連商品売場北・中央棟も一般開放。南棟の入り口でズワイやセイコのゆでガニを販売し、北・中央棟で24業者が菓子や漬物、弁当・総菜などを売る。8日は午前10時から、9日は同8時半から。 問い合わせは同管理事務所=電話0776(53)0001。