「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年1月 > 真っ赤な越前がにとアーチのイルミ 越前町の若者らが設置
越前がにで有名な、冬の福井県越前町越前地区を盛り上げようと、地元の若者らが同町厨のアクティブハウス越前にイルミネーションを設置した。真っ赤なカニと青いアーチが施設入り口を彩っている。来年1月末まで点灯する。
昨年に続いて2度目。地元の20~40代約10人が中心となり10月から、越前地域コミュニティ運営委員会と協力してデザインから設置まで行った。
今年はLEDライト約1万球を使い、高さ約2メートルのカニと、長さ約5メートルのアーチを作った。アーチは青と白、紫色のライトが交互に点滅する華やかな作り。カニも足元に黄色のライトを使うなど、色とりどりで明るいイルミネーションに仕上がった
。 昨年は施設の壁面にライトをつけたが、潮風の影響を強く受け、ほとんどが光らなくなった。十数メートルの高さにあったため修理も不可能。そこで今年は高さを抑え、アーチは風が吹き抜けるように、すき間の多い構造にした。メンバーの山下富士夫さん(33)は「見た目はもちろん、構造も地元の風土にも合ったものになった」と胸を張る。
20日の点灯式には住民ら約50人が集まった。鮮やかなライトがともると大きな歓声が上がり、記念撮影をしたり、アーチをくぐったりして楽しんだ。
点灯は第2、4火曜日を除く毎日、午後5時ごろから同10時半ごろまで行う。