「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年1月 > セイコガニ丸ごと1杯カニ汁人気 南越前町で荒波フェスタ
「第39回水仙まつり」(越前海岸観光協会連合会、福井新聞社主催)の「荒波フェスタ」が25日、南越前町河野の河野シーサイドパークで始まった。越前水仙をはじめ鮮魚、加工品がずらりと並び、午前中から観光客や家族連れらが続々と訪れて水仙の香りと冬の越前海岸の味覚を堪能していた。26日まで。(岩渕善郎)
会場にはテントが設けられ、「荒波屋台村」と銘打って河野観光協会や地元商店など約20店舗が出店。越前水仙や越前がにのほか、焼きホタテや焼きイカ、魚介類をふんだんに入れた海鮮丼など豊富な海の幸、今庄そば、へしこ、梅干しなどの町特産品を販売した。
中でも、直径約1・2メートルの大鍋で作り、セイコガニを丸ごと1杯入れたカニ汁(300円)は、イベント開始から行列ができる人気ぶり。娘夫婦と5人で訪れた福田清秀さん(72)=鯖江市有定町=は「海を眺めながらゆっくり楽しめる。カニ汁はだしが利いていておいしい」と笑顔で話していた。
このほか、水仙娘による水仙無料配布が計3回行われ、配布前から多くの人が並ぶなど、会場は終日にぎわった。
荒波フェスタは26日も午前10時から午後4時まで開かれる。午前10時半から餅つきがあり、つきたての餅を先着200人に無料で振る舞う。水仙娘による水仙無料配布は午前10時、午後1時、同3時の計3回。会場内で4千円買い物するごとに大抽選会に参加でき、河野地区内の旅館で使える宿泊食事券5千円分やセイコガニ、へしこ、梅ワインなどが当たる(商品がなくなり次第終了)。