競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2014年6月 > 越前がに、どう食べるのが正解? 福井県の中学で食べ方学習
若者の魚離れが進む中、本県の魚介の味覚を再認識してもらおうと、越前がに漁の解禁に合わせて県、県漁連、県漁協女性部連合協議会が2010年度から開いている。今月下旬までに県内の国公私立80校約8200人が授業で味わう。
武生五中には県水産課と福井市漁協女性部の計4人が訪れ、3年生約11人にカニのつめなどを使って上手に食べる方法を伝授した。教室中にカニのにおいが広がる中、生徒たちは「めっちゃうまそう」「早く食べたい」などと言いながら外子や内子、身を丁寧に取り出し、皿代わりの甲羅の中に山盛りにしていた。
酒井しん君(14)は「足から身を取り出すのが難しいけど、あらためて地元の食のおいしさが分かった」と笑顔で味わっていた。