「越前がには日本で一番おいしいカニ」
田村幸一郎
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福井県坂井市観光連盟は、市内の観光施設や観光地で行われているさまざまな体験、見学企画をまとめたパンフレットを作製した。冬季でも楽しめる企画をメーンに紹介しており、市内各地を巡ってより多く楽しんでもらおうとスタンプラリーも盛り込んだ。同連盟の担当者は「観光客がパンフレットを見て行動しやすいような内容に仕上げた」と話している。(高村友基)
市内を越前松島、東尋坊、三國湊町、丸岡、竹田・鳴鹿、春江の6ゾーンに分けて紹介している。越前松島水族館でのプチ飼育員体験や蜜蝋(みつろう)を使ったキャンドル作り体験をはじめ、地元住民が案内する東尋坊ガイドツアー、同市丸岡町の酒蔵見学など約20企画。パンフレットを見て関心を持った観光客がすぐ参加できるように、ヤギやヒツジへの餌やり(なかよしとんがり牧場)、木工品作り(メロディーパーク木工館)など予約不要の体験も掲載している。
また、市内各地の体験企画にまんべんなく参加してもらおうと「6つのゾーンを巡ってスタンプラリー」を初めて企画した。パンフレット裏面をスタンプラリーの台紙にし、各ゾーンの観光施設にスタンプを設置。6ゾーン各一つスタンプを集めた人の中から抽選で1人に越前がに(ズワイガニ)を、スタンプ五つを集めた中から抽選で3人に市特産品の詰め合わせセットをそれぞれ贈る。
同連盟の三原正太郎事務局長(43)は「坂井市を楽しんで巡るための指針として活用してほしい。県内の人にも参加してもらい、各地域の新たな魅力を発見してもらえれば」と話している。
パンフレットは市内の観光施設のほか、あわら市の芦原温泉旅館にもある。スタンプラリーの応募締め切りは来年2月28日。郵送かファクスで応募する。応募、問い合わせは同連盟=〒913―0063、坂井市三国町安島64の1の166、電話・ファクスともに0776(43)0753。