「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
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福井の食や伝統工芸品をアピールする「福井県『越前・若狭』の物産と観光展」が20日まで、さいたま市のJR大宮駅西口にあるそごう大宮店で開かれた。県内の38業者が出展し、越前がにや焼き鯖寿司(さばずし)など福井県の豊かな食の魅力を発信した。 北陸新幹線金沢開業を3月14日に控え、沿線エリアからの誘客を図ろうと県、県物産協会が昨年に続いて開いた。 小鯛のささ漬けや福井梅の梅干し、おぼろ昆布、地酒といった特産品を販売。水ようかんや羽二重餅(はぶたえもち)などの銘菓、越前漆器や若狭塗箸(ぬりばし)などの伝統工芸品も並べた。越前おろしそばやソースカツ丼を味わえるコーナーもあり、大勢の買い物客でにぎわった。 期間中、ズワイガニを使ったカニのむき方講座、みそ作り教室、越前和紙の紙すき体験などもあり、参加者は福井の食文化や伝統工芸に理解を深めた。 県観光振興課の担当者は「前回のリピーターも多く、福井の認知度は高まっている。金沢開業をチャンスと捉え、さらに福井の魅力を首都圏でアピールしていきたい」と話していた。