「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年6月 > 住民票移すと家族へ越前がに!? あわら市が企画
福井県あわら市は、市内の事業所に赴任した県外出身者を対象に、住民票を同市に移すと、県外に住む家族に年間2万円相当の同市の特産品などを最長5年間届ける事業を企画。1日から受け付けを始めた。住民税など税収増と市のPRなどが目的。県内の自治体では初めての取り組み。
同市内には、県外に本社を置く大手企業の工場などが多数ある。
一部の事業所で、今秋から他県の工場の縮小に伴う社員の転入が予想されており、同市では10月以降、市内に在住する赴任者は全部で100人を超えると見込んでいる。 事業名は「単身赴任者安心サポート事業(家族に旬の宅配サービス)」。税収増のほか、県外に住む家族に特産品などを届けることで市や本県をPRし、交流人口の増加も期待している。
対象は、人事異動で県外から市内の事業所に赴任した人で単身、家族連れを問わない。今年4月1日以降に同市に転入届を提出した人。翌年1月1日時点でも同市の住民であることが条件。特産品などの送付は最長5年。 送付先は赴任者の配偶者、または2親等以内の親族としている。
送付するものは▽越前がに▽セイコガニ▽メロン▽特別栽培米「花あかり」▽季節の特産品(富津金時、メロンなど複数)▽越前あわらブランドa▽芦原温泉宿泊券―の7コース(いずれも2万円相当)から選ぶことができる。
問い合わせは同市観光商工課=☎0776(73)8030。