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納谷一也
トップページ > ニュース > 真珠「若狭パール」選別最盛期 おおい町や小浜市の業者
自然豊かな小浜湾で育った真珠「若狭パール」の選別作業が、おおい町などの業者で最盛期を迎えている。熟練の従業員が、深みのある光沢を放つ乳白色の真珠を、ピンセットで1粒ずつより分けている。作業は1月下旬まで続く。
色目が美しく表面のきめの細かさが特徴の若狭パールは、同町犬見や小浜市甲ケ崎の業者が生産している。
犬見の間宮真珠では、貝からの取り出しが11日から始まった。青戸の入り江で養殖したアコヤガイが作業場に運ばれ、従業員が刃物を使い、流れ作業で貝を開け、貝殻と身を切り離していた。
一方、選別は15日から行われている。真珠の直径は6~10ミリで、真珠ならではの光沢に関係するという、真珠層の厚さを表現する「巻き」の具合もまちまち。従業員は慣れた手つきで、色つや、形などで10段階ほどに仕分けしている。
間宮秀一社長(57)によると、今年の県内漁場はエサが豊富で巻きのいいものが多いが、核入れしても、アコヤガイが核をはき出してしまう全国的な傾向が小浜湾内でも見られるという。
選別した真珠はネックレスや指輪などに加工して店内で販売するほか、全国に出荷する。