漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 2019年5月 > 越前がに新作料理PR 県内19店 東京で発表会
福井県が誇るトップブランド「越前がに」をPRしようと県は15日、新作メニュー発表会を東京都港区のふくい南青山291で開いた。都内のマスコミ関係者らを招き、県内19店舗の新作料理を映像と実演でアピールした。
越前がには、ゆで、刺し身、焼きといった食べ方が主流。県の呼びかけで、県内シェフがオリジナルの“逸品”を目指し、新しいメニュー作りに挑戦した。
福井、坂井、鯖江、敦賀市にあるレストラン、料亭、すし店、居酒屋が考案。発表会では、越前がにの柳川鍋、香味オイルフォンデュ、だし茶漬け、焼きリゾットなど個性あるメニューを映像で紹介した。
2品の実演があり、フレンチレストラン「Les Queues(レクゥ)」(福井市)のシェフは、身をほぐしたセイコガニを取り囲むように、上庄の里芋、ビーツや食用花といったカラフルな素材で彩りを添えた。「越前 蟹(かに)の坊」(坂井市)は、北前船をテーマに敦賀のおぼろ昆布を使い押しずしに仕上げた。
発表会にはマスコミ、旅行会社などから約40人が参加。県は11月上旬に福井を訪れる食ツアーを企画しており、全新作メニューを県庁で発表し、試食してもらう予定。
県ブランド営業課の担当者は「視点を変えた越前がに料理をアピールできたと思う。新作メニューの冊子を使い、来県を呼び掛けたい」と話していた。