「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2011年5月 > ズワイガニの漢字は楚蟹、その意味は?(越前がにQ&A)
訓で「いばら」、音で「そ」と読む「楚」という漢字、古くは「すわえ」とも読まれ、「若い枝の細くまっすぐなもの」を意味し、なまって「ずわい」とも使われていました。1600年前後の天草本では「樹のずわいをあまた、たばねてもってこい」と使われています。ですからズワイガニを漢字では楚蟹と書きます。つまり、枝のように細長い脚を持つカニと推理されます。
その他に、カニは酢にあえて食べることから、「すあえ」、「ずあえ」、「ずわい」と発音が変化したと考える人もいます。
(情報提供:越前がにミュージアム)