「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2016年12月 > 極上越前がに 皇室へ 献上15匹を調理 坂井・三国
皇室に献上する越前がにの調理が19日夜、福井県坂井市三国町神明2丁目の鮮魚店で行われた。厳選されたズワイガニ15匹が20日に天皇、皇后両陛下をはじめ皇室に届けられる。
越前がにの献上は1922年から続いており、今回で91回目。同町内4軒の鮮魚店が持ち回りで調理している。今年は「大丸水産」が担当した。
19日午後に三国港で水揚げされ、重さ約1・3~1・5キロのズワイガニを従業員5人で調理した。真水で締めた後、約30分間釜ゆですると、鮮やかな紅色に。冷ました後、丁寧に箱詰めしていった。
同水産の澤崎一郎社長(65)は「色つやが良く、身がつまった最上級を味わっていただきたい」と話していた。県職員が両陛下をはじめ皇太子家、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家に届ける。