「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2015年1月 > 博士が伝授「究極のへしこ講座」 若狭の伝統食、30人学ぶ
昔ながらの製造法でへしこを作る「究極のへしこ講座」が20日夜、福井県小浜市和久里の四季菜館で開かれた。市内外の約30人が“へしこ博士”から、おいしいへしこ作りの極意を学んだ。
若狭の食文化を広く知ってもらおうと、おばま観光局とNPO法人WACおばまが共催しており、3回目。
若狭高教諭の小坂康之さんが講師を務めた。小坂さんは県立大大学院博士課程で、サバへしこの製造技術と品質形成について研究し博士の学位を取得。へしこ博士の愛称で親しまれている。
参加者は小坂さんから「骨が切れている音を確認して」「まな板をうまく使って」などアドバイスを受けながら、一人3匹ずつサバをさばいた。さばいたサバはしっかりと洗い、魚の重さに対し15~20%ほどの塩をまぶしたるに詰めた。
1週間保存した後、さらにぬか漬けする。同市の女性(46)は「若狭の伝統食を学ぶいい機会になった。子どもたちにもしっかりと伝えたい」と話していた。