越前がに漁解禁前に　ゆで場の安全を確認　嶺北三国消防署

　11月６日の越前がに漁解禁を前に嶺北三国消防署は５日、大きなゆで場がある福井県坂井市三国町内の鮮魚店や飲食店など11施設の特別査察を行った。煙突に損傷がないか、消火器が設置してあるかなど15項目を確認し、安全な調理を呼びかけた。

　同市三国町中央２丁目の料理店「川喜」では、一度にズワイガニ約30匹をゆでられる釜の周辺を点検。バーナーの取り付けや配管の状態などを丁寧に見ていった。立ち会った大森幹夫社長は「不具合なく良かった。火の始末に気を付け、今年もおいしいカニを届けたい」と話した。

　同消防署によると査察は20年近く続いており、開始以来、ゆで場から火災は発生していない。