「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年10月 > 11月6日越前がに漁が解禁 今季の水揚げどうなる?
福井県を代表する冬の味覚、越前がには11月6日に漁が解禁となる。昨年度の越前がにの水揚げ量は過去5年で最高となり、セイコ(雌)、水ガニ(脱皮半年以内の雄)の水揚げ量がともに前年度比48%増の伸びとなった。ズワイ(雄)も含めた漁期終了時点の総量は前年度の479トンを上回る約500トンとなった。今年の水揚げ量はどうなるか。価格にも影響するとあって注目される。
昨年度、1月10日に漁期が終了したセイコは、一昨年11月の解禁以来の水揚げが171トン(前年同期116トン)。入れ替わって1月11日に始まった水ガニも119トン(同80トン)と好調に推移。ズワイは206トン(同224トン)と前年同期比8%減だが、越前がに全体では496トン(同419トン)と前年を18%上回った。
漁獲対象となるのは、雄とセイコが甲羅の幅9センチ以上、雄で脱皮半年以内の水ガニは同10センチ以上。昨年の事前調査による推定資源量は、雄、雌ともに前年度を上回っており、元々好漁が期待されていた。
越前がに漁を行う漁船は、大小78隻が5日に出港。6日午前0時の解禁と同時に網を入れ、夕方ごろまでに帰港する。初競りは越前町漁協で午後5時、県漁連三国支所で同6時から始まる。県内スーパーなどには7日以降に並び始める見込み。
漁期はズワイが来年3月20日、セイコが来年1月10日まで、水ガニは来年1月11日から3月20日までとなっている。