「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年10月 > 越前がに、世田谷で売り込め 福井県、14日から販売
福井県産農林水産物の首都圏での販路拡大に取り組んでいる県は14日、東京都世田谷区の用賀商店街が開設する地域特産品セレクトショップと出店契約を結ぶ。県が店舗の一角を借り受け、同日から旬の県産品を販売する。県は「用賀商店街は加盟店約270店の大型商店街であり、出店を契機に加盟店にも県産品を広げていきたい」と期待を寄せている。
用賀商店街では同商店街振興組合が100%出資したまちづくり会社が、2012年11月に地域特産品のセレクトショップ「よーがや」を開店した。希望する自治体に幅約2メートル、奥行き0・8メートルの販売棚を貸し出す形で、いち押しの特産品を販売している。現在は全国7市町村と契約しており、都道府県との契約は本県が初めてだという。
県は本県自慢の冬の味覚をアピールしようと、来年3月末ごろまではカニや甘エビなどの海産物や加工品をメーンに売り出す予定で、県内事業者と販売商品の調整を始めている。納入を希望する県内事業者も13日まで募っており、今後も季節に応じて事業者を追加募集する。
14日はセレクトショップで交流イベントや契約締結式を行う。
県園芸畜産課は「世田谷区は都内でも高級住宅地が多い地域。商店街を通じて県産品を広げて福井ファンを作りたい」としている。
納入希望に関する問い合わせは同課=電話0776(20)0423。