競り落とすには度胸が必要
中橋睦男
トップページ > ニュース > 2011年12月 > 蟹と水仙の文学コンクール作品集刊行 越前がにテーマに俳句、詩
福井県越前町はこのほど、昨年度の「蟹(かに)と水仙の文学コンクール」(福井新聞社共催)の作品集を刊行した。大賞、奨励賞、佳作に選ばれた作品61点を紹介している。
コンクールは文学を通して町の特産品越前がに、水仙をPRしようと毎年開催している。越前がにや越前水仙をテーマに俳句と詩を小学、中学、高校、一般の4部門で募集し、俳句は3836句、詩は869編が寄せられた。
作品は、詩の一般の部大賞に選ばれた神坂信さん(越前市)の「箱膳とせいこ蟹」や、俳句の高校生の部大賞に選ばれた昌原杏子さん(大阪府)の「ずわい蟹送る父待つ赴任地へ」など、情感あふれるものばかり。
当日投句の部の入賞作品や、選者を務めたホトトギス同人の野上山椒子さん、現代詩作家の荒川洋治さんらの選評も掲載している。
280部発刊し、県内外の図書館や受賞者に配布した。