「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2015年10月 > 越前がになど市価より安く 越前町、水仙まつり開幕
福井県越前町厨のアクティブハウス越前で11日に開幕した第39回水仙まつりの会場には、越前海岸の特産品がずらりと並んだ。あいにくの雨天にもかかわらず、水仙や越前がになどを求める人々が大勢訪れ、終日にぎわった。 (大西崇弘)
地元鮮魚店など19のブースが設けられた。越前がにやエビ、サバ、カレイなど多彩な魚介類を市価よりも安く販売。「安いよ、見ていって」と威勢のいい掛け声に引き寄せられ、ブースは人波で埋まった。
一段と冷え込んだこの日は、焼きガニ、カニ丼など、その場で味わえるグルメも人気。カニ汁を味わった寳來和夫さん(70)=敦賀市=は「カニがたくさん入っていて、いいだしが出ている。おいしい」とうれしそうだった。
買った魚介類をその場で焼ける「炭火焼きコーナー」にも人だかりができた。エビを焼いて舌鼓を打った杉本登美子さん(66)=鯖江市=は「とっても甘い。炭火の焼きたてはやっぱり違う」と笑顔をはじけさせていた。
水仙の販売ブースでは数十本をまとめて購入する人も。越前がになどが当たるビンゴ大会も行われた。 まつりを主催する越前海岸観光協会連合会は「越前岬周辺の水仙はほぼ満開で、今が見ごろ。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。
まつり期間中は、南越前町河野の河野シーサイドパークで「荒波フェスタ」(25、26日)、福井市大和田2丁目の福井新聞社で「水仙いけ花展」(17~20日)などが予定されている。