「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2015年10月 > ミズガニPRへ料理講習会 ドリア、チャーハン
脱皮したばかりの越前がに「ミズガニ」をPRしようと、福井観光コンベンションビューローは3日、料理人向けのミズガニ料理講習会を永平寺町で開いた。西洋風、中華風の調理法を紹介し、ミズガニの魅力アップにつなげてもらう。
ミズガニは脱皮直後の雄のズワイガニで、ズボガニとも呼ばれる。殻が軟らかく、身はみずみずしい。越前がにの「弟分」としてアピールし誘客につなげようと、同ビューローが2年前から取り組んでいる。
講習会は天谷調理製菓専門学校で開かれ、福井市内のホテル、旅館、飲食店4店の料理人ら5人が参加した。同校の講師2人が、ミズガニをPRするために考案したドリアとあんかけチャーハンの作り方を説明した。漁は2月1日から解禁されるため、この日はズワイガニを代用した。
参加者は身だけでなく殻の風味を生かす工夫などに感心しながらメモを取ったり、熱心に質問したりしていた。例年ゆでたミズガニを提供している旅館の若おかみは「きょう習ったことを参考にして、今年の冬は若い人向けに新しいメニューを出したい」と笑顔で話していた。