「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2014年2月 > 皇室献上の極上越前がにを調理 三国港水揚げの逸品を厳選
皇室に献上する越前がにの調理が19日夜、福井県坂井市三国町の鮮魚店で行われた。従業員が1匹ずつ丁寧に調理した極上のズワイガニは20日に天皇、皇后両陛下をはじめ皇室に届けられる。
越前がにの献上は1922(大正11)年に始まり、今回で89回目。毎年、同町内の鮮魚店4軒が持ち回りで調理を行っており、ことしは同町宿1丁目の「伊野魚問屋」(伊野勝博社長)が担当した。
献上するのは三国港に水揚げされた中から厳選した体長約80センチ、重さ約1・5キロのズワイガニ15匹。紅白幕が飾られた室内で、従業員5人が調理に当たった。真水で締めた後、30分ほど釜ゆで。鮮やかな紅色に色づいたカニを調理台の上で形を整え冷ましてから、1匹ずつ箱詰めした。
献上ガニは20日午後、県職員が両陛下をはじめ、皇太子家、秋篠宮家、常陸宮家、三笠宮家へ届ける。