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刀根瑛昌
トップページ > ニュース > 2014年2月 > 正月用に越前がになど求め市場へ 福井市中央卸売市場にぎわう
11月から一般開放している福井県福井市中央卸売市場が初めての年の瀬を迎え、多くの買い物客でにぎわっている。29日も午前中から次々と親子連れや夫婦らが訪れ、年末年始用の食材などを買い込んでいた。
同市場は消費者に新鮮な食材を届けるとともに、市場の活性化を図る目的で、11月8日から一部を一般開放した。「ふくい鮮いちば」と名付けられた一角には水産、青果、総菜・加工、物販、飲食の21店が並んでいる。
同市場管理事務所によるとこの日は、通常の土曜日の来場者約千人を大きく上回る混雑となった。駐車場にはひっきりなしに車が出入り、通路は人波でごった返し、昼時の食堂には長い列ができていた。越前がにブランドの黄色いタグのついたズワイガニやみかんなどを箱買いしている来場者の姿もあった。
初めて買い物に来た西出きみ子さん(65)=同市=は「安くて新鮮なものが買えるし、食事もできて、いい場所ですね」と話していた。
「ふくい鮮いちば」は、市場と同じ日曜祝日と一部水曜が休み。年内は30日まで、年始は5日から営業する。営業時間は午前8時半~午後2時半。