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納谷一也
トップページ > ニュース > 2014年12月 > 小浜発グッズで福丼県に賛丼 塗り箸、スプーン、マット
丼を素材に福井県の魅力を全国発信する「福丼県(ふくどんけん)プロジェクト」を応援しようと、小浜市の塗り箸業者が、福丼県のロゴが入った専用の塗り箸とスプーンを作った。別の業者は専用のランチョンマットを製作。食にまつわる小浜発のグッズを取りそろえ、プロジェクトを盛り上げる。
箸とスプーンを作ったのは「フナイワークス」。同社は福丼県プロジェクトに“賛丼”(賛同)し、10月から構想を練ってきた。いずれも木製で漆塗り。箸先は太めで、丼のご飯や具材を載せやすくなっている。スプーンは口に入れやすいよう細めに仕上げた。
ランチョンマットを作ったのは、アパレル業も営む同市の「ファニーアート」。和風のパッチワークで、福丼県のロゴが入っている。
フナイワークスの船井達之社長(66)は「おいしい食が詰まった丼を小浜の箸で口にかき込んでほしい」と話し、ファニーアートの前野恭慶(やすのり)社長(53)は「福丼県は面白い取り組み。飲食業だけでなく製造業も一緒になってプロジェクトを盛り上げたい」と意気込んでいる。
24日は、1月から「若狭小浜 小鯛の笹漬けKABAYAKI丼」を提供する小浜市府中の飲食店「洋食家がじゅまろ」にグッズが“集合”。関係者からは「グッズがそろい、福丼県のいいアピールになる」「福丼県にかける熱意が観光客に伝わるはず」との声が上がった。
がじゅまろ店主で、福丼県プロジェクトの若狭小浜の実行委員を務める勇村明則さん(49)は「飲食業だけでなくいろんな業種から福丼県を盛り上げようと応援いただきありがたい。もっと盛り上げて県内外のお客さんに小浜に来てほしい」と話している。
同市四谷町の飲食店「やまと庵」でも、1月中旬から提供するサバの身をご飯とかき混ぜて食べる丼「サバンバ」で専用スプーンを使うという。