トップページニュース2020年1月 > 「越前がに」国GI登録 県内6品目 産地差別化に期待

「越前がに」国GI登録 県内6品目 産地差別化に期待

2018年09月28日

商品、特産物

 福井県が誇るトップブランド「越前がに」が27日、国が地域の農林水産物や食品をブランドとして保護する「地理的表示(GI)保護制度」の対象に登録された。ズワイガニの産地間競争が激化する中で、越前がにを全国に売り込む追い風となることが期待される。県産品のGI登録は6品目となった。


 県漁連が申請した。登録されたのは雄のズワイガニと雌のセイコガニで、ミズガニは含まない。カニの登録は全国初。県漁連や農林水産省によると、福井県は沿岸から近い距離に好漁場が形成され、古くからズワイガニの産地として知られる。目利きの経験が豊富な流通業者を満足させる高品質のカニを安定的に水揚げする必要があるため、漁獲後は船上での冷温保管を徹底。身は詰まりが良く、甘みがある。鮮度が落ちやすいカニみそや内子も濃厚なうま味がある。


 2015年度からは、一定の基準を満たした雄を最高級ランク「極(きわみ)」と認定して販売、ブランド強化を進めている。ミズガニを含めた漁獲金額は15年度に初めて20億円を突破し、以降も高水準が続いている。県水産課によると、1キロ当たりの単価は全国トップクラスを誇る。

 今回は越前がにのほか、熊本県の「くまもとあか牛」など2品目も登録された。福井県内ではこれまで「吉川ナス」(鯖江市)、「谷田部ねぎ」(小浜市)、「山内かぶら」(若狭町)、「上庄さといも」(大野市)、「若狭小浜小鯛(だい)ささ漬(づけ)」(小浜市)が登録されている。

 地理的表示(GI)保護制度 地域で長年培われた特別な生産方法によって、高い品質や評価を獲得している農林水産物や食品を、知的財産として国が保護する制度。2015年度から始まり、全国の登録は今回の追加で69品目となった。国が定める「GIマーク」を付けて販売することで、他との差別化が期待できる。


関連するニュース

全て見る

おすすめの宿

おすすめの宿一覧

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

みくに隠居処

みくに隠居処

国内最上級品質の「三国産」越前がにを使用したコース料理が日帰りで楽しめる。家族や会社の小旅行などでも気軽にご利用頂けます。

旬味 泰平

旬味 泰平

四季折々の旬の味覚を楽しめる店。越前がにを引き立て、より美味しく味わうための“合間の一品料理”にもこだわるおもてなし。

らでん

らでん

越前がにを極めて30年以上。県内一のかに問屋が営む日本食レストランで、越前海岸と同じ最高の鮮度と味のカニを楽しめる。

越前がに職人

一覧

10日先の天気を見て仕入れ

中瀬康雄

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

越前がに甲羅蒸し

越前がに甲羅蒸し

4人分

セイコガニたっぷりの贅沢な一品