漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 厳選越前がに 皇室へ 福井県坂井市三国町で調理 きょう15杯献上
福井の冬の味覚「越前がに」を皇室に献上するための釜ゆで作業が2月12日夜、福井県坂井市三国町神明2丁目の鮮魚卸業の大丸水産で行われた。鮮やかな紅色にゆで上がった厳選ズワイガニ15杯が箱詰めされ発送された。13日午前に天皇、皇后両陛下や上皇ご夫妻、3宮家に届けられる。
越前がにの献上は1922(大正11)年に始まり99回目。町内4軒の魚問屋が持ち回りで調理している。
この日、三国港で水揚げされたばかりの中から体長約80~90㎝、重さ約1.1~1.3㎏の「極(きわみ)」相当のズワイガニをよりすぐった。真水で締め、約30分ほど塩ゆでし冷ました後、紅白幕を張った作業場で、澤崎一郎代表社員ら3人が丁寧に箱詰めしていった。
澤崎代表社員は「色、つやともによく自信を持って選んだ。今の時期は身の詰まりがよく、より濃厚なみそと一緒に召し上がってほしい」と話した。