福井県が誇る冬の味覚、越前がにが、中部国際空港(愛知県)国際線出発制限エリアの土産物店で販売されている。福井県によると、姿のまま空港で販売されるのは初めて。持ち込み可能な国・地域へ向かう旅客に販売することで、海外での知名度アップにつなげたい考え。3月下旬まで。
販売しているのは姿のズワイガニと、セイコガニの身や内子、外子を甲羅に載せた「甲羅盛り」。国内の生鮮食品などを売る「セントレア オイシイ プレミアム セレクション」で扱っている。携行可能なアジアやEUへ向かう旅客を対象に、ズワイ1匹(500~600グラム)1万8千円、セイコ一盛り(40グラム)1500円で販売している。香港、台湾へ向かう旅客に好評だという。
販売初日の昨年12月27日には県水産課の鈴木聖子課長らが店頭に立ち、旅客に試食を勧めPRした。「アジアを中心に観光客の反応はよかった。持ち込めない国の旅客もいたので、福井に食べに来てもらえれば」と話していた。