シーズン終盤を迎えた越前がにを楽しんでもらう「第5回越前かに感謝祭」は3日、福井県越前町厨の道の駅「越前」で始まった。県内外から多くの家族連れらが訪れ、新鮮な魚介を味わったり買い求めたりしていた。4日まで。
毎年人気の特選カニ汁には長蛇の列ができた。ミズガニの半身とガマエビがたっぷり入った器を受け取ると、おいしそうに頬張っていた。地元の鮮魚店などが出店した販売、飲食ブースには、越前がにをはじめ地元漁港で揚がった海産物が並び、多くの人でにぎわった。
また、会場ではミズガニの早むき大会など多彩なイベントも行われたほか、同町小樟のブローホール波力発電の研究開発の成果を披露するブースなども設けられ、来場者はそれぞれに越前海岸の魅力を満喫していた。
滋賀県から家族4人で訪れたという加藤未羽さん(12)は「越前がにを食べたのは初めて。今まで食べた他のカニよりおいしく感じる」と笑顔で話していた。
4日は午前9時~午後4時。特選カニ汁は午前10時半と午後1時半から、各250杯限定で販売する。1杯500円。