トップページニュース2009年2月 > 越前がにのカニ殻肥料に土壌作り 三国かに殻野菜生産組合、坂井

越前がにのカニ殻肥料に土壌作り 三国かに殻野菜生産組合、坂井

2011年12月01日

カニ殻

回収したカニ殻を広げて乾燥する齊藤さん=福井県坂井市三国町池上 おいしい作物は元気な土壌から―。土壌改良効果があるとされるカニ殻を使った土作りに向け、越前がにシーズンを迎えた福井県坂井市三国町で、農家が宿泊施設や飲食店から出るカニ殻を回収、乾燥して粉砕、肥料にする作業に当たっている。(川塚康弘)

 カニ殻肥料には、豊富に含まれるキトサンやキチンが土壌の有用微生物の餌になり、土壌の活性や作物の病害虫予防に効果があるとされる。またアスタキサンチンという成分は、花や葉の色艶を増す効果があるという。

 同市三国町では3年前から、町内の飲食店などから出るカニ殻を農家が回収し肥料を作る取り組みが始まり、現在「三国かに殻野菜生産組合」の8農家が「越前みくに地産地食推進の会」加盟の13店から集めている。昨シーズンは計約6トンの肥料ができた。

 栽培した野菜には、カニの絵のついたシールを張って販売し、人気となっているほか、今年はコシヒカリ栽培にも本格的に使われ、3軒の農家が約2・4ヘクタールを栽培した。

 肥料作りは越前がにシーズンを迎え本格化。同市三国町池上の齊藤惠治さん(58)は週3回、4軒の店を回り集めている。週末分は特に多く、計410リットルが回収される。

 回収したカニ殻は、ビニールハウス内に広げ10日ほど乾燥、木材用の粉砕機で細かくしていく。齊藤さんは米のほかスイカやメロン、トマトなどを栽培しており「もともと有機肥料を使ってきたがカニ殻を使うことで一段といい土作りができる。土が良ければおいしいものが作れる」と話す。来春、作付け前に水田や畑にそのまままいて使うという。


おすすめの宿

おすすめの宿一覧

光風湯圃 べにや

光風湯圃 べにや

3年の構想を経て再建された"老舗旅館"

割烹旅館 越前満月

割烹旅館 越前満月

広大な敷地にわずか9室をしつらえた木造平屋造りの宿。広々とした部屋、和の庭園、贅を尽くした露天風呂付客室がお迎えします。

越前厨温泉 あらき

越前厨温泉 あらき

限定6室 海と夕日と蟹の旅館

おすすめの料理店

おすすめの料理店一覧

旬味 泰平

旬味 泰平

四季折々の旬の味覚を楽しめる店。越前がにを引き立て、より美味しく味わうための“合間の一品料理”にもこだわるおもてなし。

長者町 いわし屋

長者町 いわし屋

至高のゆで蟹の秘密は絶妙のゆで時間

らでん

らでん

越前がにを極めて30年以上。県内一のかに問屋が営む日本食レストランで、越前海岸と同じ最高の鮮度と味のカニを楽しめる。

越前がに職人

一覧

「かにまつり」のPRに奔走

池野政義

詳しくはこちら

越前ガニのおすすめ料理

おすすめ料理一覧

越前がに甲羅蒸し

越前がに甲羅蒸し

4人分

セイコガニたっぷりの贅沢な一品