越前がにならおまかせ
納谷一也
トップページ > ニュース > 2011年12月 > 越前がにで乾杯“カニ宴会”盛況 黙々と蟹と格闘
福井県の冬の味覚、越前がにの漁が11月6日に解禁。本格的な忘年会シーズンを前に、越前がにを提供する料理店では、“カニ宴会”が盛況だ。雄のズワイガニや雌のセイコガニを飲食店で食べるとなると懐具合と相談しなければならないが、お店で食べるカニはまた格別。手間暇かけたカニ料理を堪能し、蟹の魅力を再発見してみてはいかが?
11月24日に坂井市三国町の「越前 蟹の坊」で開かれた宴会には、県内外から約20人が越前ガニを求め集まった。蟹の坊は昨年10月、最上級の越前がにを提供することで有名な料理旅館「望洋楼」の直営店としてオープン、食事だけでなく土産物やカフェも楽しめる。
午後7時開始。セイコガニに始まり、新鮮な刺身、焼き魚、カニの身が入った卵焼き...次々と出される料理はいずれも絶品ばかり。お酒も進む。ほろ酔いになったところでメーンのゆでズワイガニが登場。大きな甲羅に太くて長い足を持った“王者”の姿を前に参加者からは感嘆の声があがる。カニの身を掻き出し、かに酢で食べたり、そのまま豪快にかぶりつく人、カニ味噌に付けて味わうなどさまざま。手を動かすのに忙しいのもあるが、おいしいものの前ではみんな無口になる。黙々と蟹と格闘していた。
その後は越前そばや、かにグラタン、締めはカニの炊き込みご飯、そしてデザートも。全員が口々に「もうお腹いっぱい」。“カニ三昧”の夜に大満足の様子だった。
越前がに漁はセイコガニが来年1月10日まで、ズワイガニは3月20日まで続く。寒さが厳しくなるにつれ、カニもより一層おいしくなる。胃も心も満たす福井ブランド・越前がにで乾杯。
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