漁船と連携し品質を判断
田村幸次
トップページ > ニュース > 2006年3月 > プランクトン生活をするの?(越前がにQ&A)
ほぼ3カ月間、プランクトン生活をします。
水深250メートルの海底でふ化した幼生は、海面に泳ぎあがり、プランクトン生活を始めます。この幼生は1時間以内に脱皮をし、第1期ゾエアになります。
ゾエアは遊泳肢や長いとげを持ち、姿勢を安定させて、泳ぐことができます。さらに脱皮をして、ひとまわり大きな第2期ゾエアになります。
第2期ゾエアが脱皮をすると、メガロッパと呼ばれるカニに似た幼生になりますが、腹節はまだ折りたたまれていません。その腹節にある遊泳肢で速く泳ぐこともできます。また、鋏(はさみ)で物をつかみ、えさをちぎって食べることもできます。
メガロッパが脱皮をすると海底生活に入り、プランクトン生活を終えます。
(情報提供:越前がにミュージアム)