「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 2006年1月 > 日本海冬の味覚、越前がに漁解禁 ズワイガニ、セイコガニ例年並み【動画ニュース】
日本海の冬の味覚、越前がに漁が6日解禁された。福井県内では坂井市三国町や越前町などから漁船が出漁、各漁港では漁船から続々と新鮮なカニが水揚げされ、競り場はカニシーズン到来に活気づいていた。
三国漁港からは5日夜、三国港機船底曳網漁協所属の底引き網漁船13隻が出港、6日は12隻が帰港した。複数の船長は初日の漁としては「ズワイガニ(雄)、セイコガニ(雌)とも例年並み」と話し、ある船長は「波が穏やかで仕事がしやすかった。大型クラゲの影響もなかった」と笑顔を見せていた。
初競りは午後6時ごろから始まり、競り人らの威勢のいい声が飛び交った。県漁連三国支所によると、雄は4千~3万3千円、雌は400~3千円の値を付け、昨年よりやや安めという。
越前町からは小型46隻、大型6隻の合わせて52隻が出漁。うち小型34隻が日帰りした。同町漁協によると、水揚げ量はズワイが5500匹、セイコは8万2千匹。ズワイは1隻当たりの水揚げの平均が、昨年に比べほぼ2倍だったという。大樟漁港での初競りでは、ズワイが3500~2万5千円と昨年より安め。セイコは650~1600円とほぼ昨年並みの値が付いた。
越前がに漁は雌が1月10日まで、雄は3月20日まで続く。