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刀根瑛昌
トップページ > ニュース > 2000年6月 > 越前がに漁の底曳き網船を紹介 漁法などパネル展示、越前町
越前がに漁をしている底引き網漁船を紹介するパネル展「最新鋭沖合い底曳(びき)船の全貌(ぼう)」が、福井県越前町厨の越前がにミュージアムで開かれている。越前がに漁期の3月20日まで。
漁船や漁法を知ってもらおうと初めて企画した。漁船は同町小樟の「倖周丸」(全長25メートル、15トン)。船の機具や内部構造の写真約40枚と説明文を並べた。
網や魚槽、GPS、サテライトコンパス、魚群探知機など漁に欠かせない機具を紹介している。「カニは魚群探知機では分かりにくく、長年の経験と勘が大切」と説明している。
エンジンなど船の構造も紹介。漁に必需品のゴム手袋がぬれてしまったときは、機械の上に置いて、その熱で乾かすという。
一度漁に出ると20~30時間も海上にいるため、完備されている台所や仮眠室、トイレの写真もある。しかし「漁がある時はほとんど寝る暇もない」と説明している。