「越前かに」の名付け親、知名度向上に貢献
壁下誠
トップページ > ニュース > 食 > 肉厚のアオリイカ「イカ丼」 ふくい美味探訪福丼県編
食べやすく刻まれた肉厚のアオリイカ。そしてヤマイモにウズラ卵、ノリ、細かく刻んだ大葉、わさび。器からはみ出しそうなぐらい、たっぷりの具材が載っている。新鮮なイカの甘みが存分に味わえる味処よしだの一番人気メニュー「イカ丼」。県外からのリピーターもいるという。
店主の吉田有記(なおき)さん(38)の父親で、初代店主の善信さん(66)が考案し、20年近く愛されてきた。若狭湾ではさまざまな種類のイカが捕れ、中でも刺し身用に使われるアオリイカが逸品という。そのおいしさを最大限に生かそうと、編み出された。
「一年中、イカを味わってほしい」(有記さん)から県外産を使うこともあるが、1972年の開店以来、基本的に地元の海や湖の幸を長く使ってきただけに、素材の鮮度と味わいにはこだわる。特製たれが、たっぷりかかっており、具材をまぜていただく。かめばかむほど、イカの甘味が口いっぱいに広がり、大葉とわさびがアクセントになっている。
同店は水月湖畔に位置しており、眼前に広がる湖の景色もまた味わい深い。150円プラスすると、セットメニューとなり、げその空揚げがついてくる。イカのうまみをおなかいっぱい味わいたい人にお薦めだ。
イカ丼はみそ汁、漬物付きで1450円。セットは1600円。午前9時~午後5時。不定休。若狭町海山。電話0770(47)1438。
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