「越前がには日本で一番おいしいカニ」
田村幸一郎
トップページ > ニュース > 食 > 春から熟成サバのへしこ樽上げ 小浜の特別支援校生徒ら
地元の高校生らと協力してサバのへしこ作りに挑戦してきた、福井県小浜市の嶺南西特別支援学校高等部の生徒が15日、へしこの樽上げ作業に精を出した。生徒たちは目を輝かせながら、春に漬けたサバを一本ずつ丁寧に取り出していた。
同校は本年度から、地元の企業や学校、市社協などと交流を重ねながら、障害者の地域社会への貢献と就労について考える「インクルーシブ教育」に取り組んでいる。
同教育の一環として今年5月、若狭高海洋科学科2年生と一緒に、地元の特産品であるサバのへしこの塩漬けとぬか漬けを体験した。へしこを研究している小坂康之教諭の指導や生徒たちのサポートを受け、約100本のサバを漬けた。
この日は、高等部の20人が作業した。樽の中の熟成されたへしこが見えると、生徒たちは大喜び。傷つけないように慎重に計20本を取り出した。へしこをさばいたり、パックに詰める作業なども分担して行った。
武田大輔君(高等部2年)は「おいしそうに仕上がっていてよかった。食べるのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
16日は、同校に若狭高の生徒を招いて交流会を開き、へしこのおにぎりを振る舞う。残りのへしこは随時樽から出し、保護者に贈ったり、地域のイベントなどで試食品として出品する予定。
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